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学ぼう!!株式投資!!~株式投資をはじめよう~

03 投資先を選定して注文する

予算からの選定

  • 投資先候補の株価を確認する

    上場会社は、売上高が数億円の上場間もないベンチャー企業から、兆円規模のグローバル企業まで多岐にわたり、資産や負債の大きさも異なります。
    株価が変動する要因は様々ですが、株価には、企業の規模も映し出されています。
    そのため、数万円から売買が可能な株式から、100万円を超える資金が必要な株式まで、大きな幅があります。

  • トータル予算を目安に銘柄を絞り込み

    数社の投資先候補を選んだ場合、自分で設定した投資の予算額を目安としながら選定していきます。

表 投資予算を「50万円」とした場合の銘柄選定例

投資先候補の取引株価を確認する

個人投資家のみなさまが、新聞の株価欄などで目にされている株価は、証券取引所が表示している1株当たりの株価(取引所表示株価)です。
しかし、株式の売買注文を行う際、「1株」単位で取引できる株式は限られています。実際の売買では、「単元」という単位で取引が行われており、「1単元の株式数(単元株数)」は上場会社の株式ごとに異なります。(単元株数は、新聞の株価欄の「A」などアルファベット記号で表示されています。)
単元株数として多いのは、
1.「100株」
2.「1,000株」
3.「1株」
ですが、「10株」、「50株」などの銘柄もあります。

実際に株式を売買する上での株価(取引株価)は、取引所表示株価に単元株数を乗じた数字です。

さらにプラス知識を
株価が高いとは?

株価が高い・安いという表現には、2通りの意味があります。
1単元を購入するのに数万円から売買が可能な株式から、100万円を超える資金が必要な株式まで、大きな幅があります。しかし、投資金額が大きい銘柄は、「高い」のでしょうか。「株主」は、会社の持主ですから、持分に対する会社の利益は、大きいほうが良いことになります。投資金額が大きいのに、利益が少ないのが「割高」な株式です。「過去に比べて、株価が高い」ことと、「株価は割高」ということは別の意味なのです。

過去の株価の動きを調べる

株価の動きをグラフにしたものを一般に「(株価)チャート」といい、過去の株価変動の分析や、将来予測に利用されています。
ローソク足は、日本が生み出したチャートの代表的なものです。5日や13週間といった一定期間の終値を平均した線(移動平均線)、取引の量(出来高)などと合わせて見ることで、「安く買い、高く売る」のに役立てることができます。
チャートは株価の動きを表すと同時に「市場心理」をも反映しています。罫線の形や、一定期間のチャートの形状から投資家の心理を読み解き、将来どのような投資行動をとる(人が多い)かを予測しようとするのです。

図説 高値・始値 終値・安値
カラカサ
始値から大きく下がり、始値より高い株価で取引終了、を表しています。株価が大きく下がったことで安いと判断した投資家の買い注文が多くなったので、結果的に株価が上昇に転じています。株価の水準が低い時にこの線が現れると、その後上昇に転じることが多いようです。
はらみ線
前日の高安の値幅の範囲に、翌日の高安の値幅が入ってしまう動きです。大きな上昇の後に現れるこの組み合わせの線からは、早く利益を確定させるために売る人が多くなっていると判断できます。その後、株価は下落に転じることが多いようです。
図 カラカサ・はらみ線

他にも多種多様なチャートの見方があります。チャートを見る(読む)上で重要なのは、同じチャートを見た人の多くは、その「見方」をある程度知っていて、同じように考えることが多い、ということです。チャートは市場参加者の過去の心理を反映しているのと同時に、将来の予測を似かよったものにする効果があるのです。
株価は業績やニュースといった「材料」によってのみ決まっているわけではなく、その「材料」によって売り買いを判断する市場参加者の心理によって動きます。チャートそのものが「材料」となり、それを見たときに株価の上昇を予測する人が多ければ、実際に株価は上昇してゆきます。
例えば、普通は好調な決算の発表があれば株価は上昇すると考えがちですが、「期待していた程良くはなかった」と多くの市場参加者が落胆し、株価が下落するのはよくあることなのです。
コンピューターシステムを使って1秒に何度も売買注文を繰り返す「アルゴリズム取引」が東京証券取引所の売買の3割を占めるようになった現在でも、「投資をする人達の考え方で相場が動く」のは、変わることはありません。

  • 典型的なチャートの形

    チャートは1日~数日といった短い期間を基に将来の動向を判断するだけでなく、数週間~数年という長い期間での動きを見て予測を立てるのにも使われます。典型的な株価の動きをご紹介します。


    【二番底】

    一旦下がった株価が上昇した後、再び下落した時、2回目の安値が最初の安値を下回らず上昇に転じると、その後も株価は上昇する傾向があります。2回目の安値が1回目を下回らないことで、それ以下に下がることはない、と考える投資家が多くなるから、と考えられます。

    二番底 アコーディア・ゴルフ週足チャート


    【ゴールデン・クロス】

    チャートは一本のローソクが1日を表すもの(日足:ひあし)や、1週間のもの(週足)、1月のもの(月足)などがあります。一般的に日足のチャートには5日間と25日間(概ね1週間、1ヶ月間)、週足のチャートには13週間と26週間(概ね3か月間、6か月間)の終値の平均値を結んだ線(移動平均線)も同時に表示されています。期間が短いものを短期線、長いものを長期線といい、これら2本の線の動きや、ローソク足との距離などから転換点を判断する方法もあります。2本の線が上向きの時、長期線を短期線が下から上へ抜けるように交差する点を「ゴールデン・クロス」といい、概ね株価が上昇する傾向にあることを示しています。逆に上から下へ抜けるのは「デッド・クロス」で、株価は下落傾向にあると言えます。
    また、2本の移動平均線は短期と長期の株価の勢いを表しており、実際の株価が大きく上に離れると「短期間に上昇し過ぎ」と判断する人が多くなるので、移動平均線まで株価が収斂していくことが多いようです。

    ゴールデン・クロス アコーディア・ゴルフ週足チャート


さらにプラス知識を
その時株価が動いた

過去にあった大きな災害・事件後の株式市場の動きを確認してみましょう。

阪神・淡路大震災(1995年1月17日)

地震発生から1週間で、当面の株価下落は終了しました。しかしその後、復興に向けて日本の資産が売却されるのではないか(円売り)との思惑から、投機資金が、あらかじめ円を活発に買ったため、為替が1ドル79.35円という当時の円の最高値となりました。この影響で株価は大幅に下落し、反転するまでに半年を要しました。

図説 株式市場 阪神・淡路大震災


米国同時多発テロ(2001年9月11日)

投資家にとって、株式をいつでも売買できることはとても重要な要素です。同時多発テロの発生により、ニューヨーク証券取引所は4日間取引を停止しました。世界最大の市場で取引ができなくなったことで、世界的に株価が急落しました。その後、米国は景気回復基調が鮮明となりましたが、日本は不良債権処理に苦しみ、半年後に当時のバブル後最安値を記録しました。2002年2月末の総合デフレ対策の効果への期待から、3月に同時多発テロ以前の水準に戻りました。

図説 株式市場 米国同時多発テロ


リーマンショック

米国では2002年頃から住宅価格が上昇し始め、住宅の取得気運が高まりました。低所得者層にも、本来なら返済できないような金額を、最初の数年の返済額を少なくして貸す「サブプライムローン」の残高が大きく伸びていきました。金融機関は多数のローンをひとまとめにして優良なローンと合わせて証券化し、転売することで資金を確保し、さらに低所得者層に貸出をしていました。ところが2006年に住宅価格が下落に転じると、ローンを延滞する人が増え、住宅ローンを扱う金融機関が次々に破たんしました。複雑な金融手法でローンを証券化してきた大手投資銀行のリーマンブラザーズも巨額の損失を抱え破たん、世界の金融市場が混乱し、東京市場も長期の低迷を余儀なくされました。

図説 リーマンショック


株主メリットからの選定(配当利回りと株主優待をチェック!)

  • 株式投資によって得られる3つのメリット

    株式投資によって、
    ①購入した株数に応じて、企業から利益の一部が分配される「配当金」
    ②購入した株価より、株価が上がった時に売却して得た差益である「値上がり益」
    ③株主へのサービスとして実施している「株主優待」※株主優待を実施している企業の場合
    の3つのメリットを受けることができます。
    継続した株式保有によって得られる①と③に絞った銘柄選びのポイントをご説明します。

    イメージイラスト 配当金(インカムゲイン)・値上がり金(キャピタルゲイン)・株主優待

  • 配当利回りを確認する

    銀行に定期預金を預ける時、少しでも金利の高い銀行を選ぼうと考えます。株式投資の際も、予想されている配当金と投資金額から計算した「配当利回り」という指標が参考になります。

    投資候補の銘柄について、過去の「配当利回り」を比較することもできます。なお、予想されている配当金は業績によって、変動しますので、配当利回りは保証されないことに注意が必要です。

    図説 配当利回り

  • 株主優待制度の有無と内容を確認する

    株主優待制度を実施している企業は、約1,030社(2011年3月末現在)と上場企業の30%を超えます。
    配当金は利益の一部を株主に還元するものです。一方、株主優待制度は株主優待の利用を機会に企業の製品やサービスを身近に感じていただき、事業内容に対して理解を深めていただくために実施されることが多いようです。
    ご自分のライフスタイルや好みに合った優待サービスを提供してくれる銘柄を選ぶことで、投資するメリットはより大きくなるでしょう。

    円グラフ 上場企業で株主優待制度を実施している企業の割合

配当金や株主優待をもらうためには

  • まず、投資した企業に、株主であることを認めてもらわなければなりません。一般的に企業は、決算日に1回・中間決算日に1回の年に2回基準日を設けています。(基準日は、権利確定日という言い方も一般的です。)この基準日の4営業日前までに株式を購入していれば、株主と認められ、権利確定となります。
    また、信用取引の買い付けは、現物株の取引とは異なるため対象外です。(基準日に関する情報は、株式投資の雑誌や企業のホームページの「株式情報」ページなどに掲載されています。) なお、アコーディア・ゴルフでは、配当金の基準日は3月31日、株主優待の基準日は9月30日です。

    権利確定日

主な投資指標からの選定

  • 投資指標は、株式に投資する際の判断基準の一つ

    主な投資指標を理解し活用することで、銘柄の選定を行うことも可能です。
    主な投資指標であるROE(読み:アールオーイー)、PER(読み:ピーイーアール・パー)、PBR(読み:ピービーアール)について、その意味と計算方法をご紹介します。

  • ROE(株主資本利益率)で、企業の経営効率の高さを確認する

    ROE(Return On Equity・株主資本利益率)は、企業が株主から集めた資金を効率良く活用して利益を上げているか、つまり、企業の経営効率を判断する指標です。
    ROEは業種によって大きな違いがありますが、一般的に、ROEの高い企業は経営効率の高い優良企業であると評価されています。同業種内で比較すれば、経営効率の比較が可能です。

    図説 ROE(株主資本利益率)

    ※株主資本は、期首期末平均を使用しています。

  • PER(株価収益率)で企業の収益状況に対する株価の割高感・割安感を確認する

    PER(Price Earning Ratio・株価収益率)は、株価が1株当たり当期純利益の何倍で売買されているかを判断する指標です。企業の収益状況に対して、株価が割安か割高かを判断する目安として利用されます。
    一般的にPERが高ければ株価は割高、PERが低ければ株価は割安となります。
    また、成長が期待されている業種や銘柄のPERは高くなる傾向があります。

    図説 PER(株価収益率)

  • PBR(株価純資産倍率)で企業の純資産に対する株価の割高感・割安感を確認する

    PBR(Price Book-value Ratio・株価純資産倍率)は、企業の株式が1株当たり純資産の何倍で売買されているかを判断する指標です。純資産とは、企業が解散したときに株主に分配される企業の資産(借入金など負債を除く資産)を示しています。企業の純資産に対して、株価が割安か割高かを判断する目安となります。一般的に、PBRが高ければ株価は割高、PBRが低ければ株価は割安となります。
    PBR1.0倍とは、企業が解散して残った財産が分配されれば、投資金額がそのまま戻ってくる株価となります。

    図説 PBR(株価純資産倍率)

さらにプラス知識を
最近注目の投資指標

投資の判断をする際、「純利益」を元に計算することがよくあります。
しかし、「純利益」の計算ルールが国ごとに異なったり(例えば、法人税率の違いなどによります)、ある年だけ(土地の売却などによって)大きな損失が発生した場合、最終的な純利益だけでは比較できないことがあります。
国際的には、EBITDA(読み:イービットデーエー、Earnings Before Interest,Taxes,Depreciation,and Amortization・償却前営業利益)という指標が注目されています。税金支払い前の利益に、税率や会計基準の違いによって利益が大きく変動する可能性のあるものを足し戻したもので、条件の違う企業同士の利益を一律に比べることが可能です。アコーディア・ゴルフは、EBITDAを利益水準を表す指標として重視しています。

一方、企業価値(EV:Enterprise value)は、「会社を買収するのに必要となる金額」のことで、保有している現金で借入金を返し、残った借入金と株式の購入代金の合計金額を計算します。
EVとEBITDAを比較すれば、買収金額をその会社が上げる利益によって回収する年数をおおよそ把握することが可能です。

関心のある上場会社から情報を入手する

企業のホームページを見たり、IR担当者から話を聞いてみる

投資対象として検討している企業があり、自分なりに投資分析を行っても、購入の判断ができない場合があります。
その場合は、企業のホームページを見たり、説明を直接聞くという方法もあります。また、個人投資家向けの説明会を積極的に実施している企業もあります。ホームページに「よくある質問」や「FAQ」などのページがある場合、個人投資家のみなさんから寄せられる多くの質問と答えが掲載されています。また、お住まいの近くで個人投資家説明会が開催される場合は参加してみることも可能です。開催後も説明会の模様を動画配信している場合もあります。
さらに、ホームページの「問合せ先」に電話やメールを使って、確認したいことをIR担当者に直接聞いてコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか。

イメージイラスト IR担当者から話を聞いてみる

「分散投資」の実践

  • メリットがある一方で、「投資リスク」があることも認識する

    株式投資には、配当金、値上がり益などのメリットがある一方、値下がりによる損失が発生するなどリスクもあります。投資した企業の業績が、大幅に悪化した場合、配当金の減額や、株価の値下がりなどが起こる可能性もあります。
    株式投資では、メリットとリスクが一体となっていることを認識することが大切です。

  • 複数の銘柄に投資を行う「分散投資」も考えてみる

    「分散投資」を説明する際に、「1つのカゴに全ての卵を盛るな」というイギリスの投資格言が言い伝えられています。
    何かの拍子に卵を入れたカゴを落とした場合、1つのカゴに全ての卵を入れていたら卵は全て割れてしまいますが、幾つかのカゴに分けて入れておけば、1つのカゴを落としても残りのカゴの卵は割れないで無事に残ります。
    この考え方に立った投資の方法を「分散投資」といいます。
    ある1社だけの株式を買うのではなく、複数の銘柄や業種の株式を持つことで、リスクを分散させ、より安定的な資産運用を行うことができます。

    イメージイラスト リスク分散

    さらにプラス知識を
    分散投資を実現している投資信託

    多くの投資家からお金を集め、投資の専門家(ファンドマネジャー)が、分散投資を行い、利益をそれぞれの投資家に投資額に応じて分配する金融商品が「投資信託」です。投資信託は、日本国内のみを投資対象とするものだけでなく、世界中の株式や債券などに投資するものも多く存在します。特定の国や地域、あるいは特定の産業セクターのみに投資するものもありますので、関心が高い国や投資テーマをもとに投資することも可能です。アコーディア・ゴルフの株式や債券も、国内はもとより、海外で運用されている日本の株式・債券を投資対象とした多くの投資信託に組み入れられています。

    ポイント
    分散投資と企業のグループ分け

    投資判断を行う場合、企業を共通する性質によってグループ分けすることが多く、分散投資を実践する際にも、異なる性質のグループを意識しながら銘柄選定を行うことで、リスクは一層軽減されます。

    このように各企業を業種ごとに分けることを「セクター分類」といい、東京証券取引所の「東証33業種」などがあります。

    また、この33業種を、同種の性格を持つ業種ごとに、大まかに分けることもできます。

    同様のセクターに属する企業でも、事業内容の多様化、収益構造の違い、収益力の格差などがあり、株価は必ず同じように変動するわけではありません。

    アコーディア・ゴルフは「サービス業」に分類されています。
    サービス業には、ゴルフ場運営会社のほか、ホテル、人材派遣などから経営コンサルティングまで様々な企業が含まれています。

    表 東証33業種の分類

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